2012年9月26日水曜日

W800専用マフラー開発中です。

おはようございます。

W800が発売されてから約1年半ほど経ちました。
オーナーさんから良く問い合わせを頂いてましたW800用のマフラー

ようやく形になりました!

形状はW650用のマフラーとは違う

メガホンタイプ!

トアライアンフタイプとか、キャブトンタイプでもよかったんですが、
筆者が形状に飽きただけと言う独断と偏見で新形状へしてしまいました~。

発売価格・発売時期はまだ未定ですが

どうです?
全体のスタイルとしては悪くないでしょ?

もちろんJMCA対応品での発売となります。
サブコンなどによるリセッティングも必要なしです。

現在、シャーシで出力特性を計測し、マフラーの最終味付け段階へ入ってます!

詳しくはお問い合わせ下さい。

では。

2012年9月25日火曜日

W650用セッティングニードル登場~!

こんばんわ!

いきなり寒くなりました。秋ですね。
秋と言えばキャブセッティングですww

え?なんで?
それは通年で一番気候が安定していて(気温とか湿度とかね)
出しやすく又、夏や冬の空燃比にも有る程度許容を持たせる事が出来て
一年を通して「ボチボチ」なセットアップが作れるからです。
(春も同じです)

夏季・冬季で都度セッティングを変更することに越した事はないですが
なかなか面倒なモノです。

特にWシリーズは。

Wシリーズのキャブレター廻りの整備を経験された方なら判るかと思いますが
一度外したら、もう二度と組みたくない!と言うのが本音かと。
ま、そんなことない!と言う方はそれでいいんですけどね・・・。
筆者は、この車輌のキャブ脱着作業は面倒くさいと思う分類に入ると思います。

で、今回はコレ

はい。
キャブレターのジェットニードルと呼ばれる部品です。
よ~く見てください。
純正と違う部分が見えるはず。
そう。
Eクリップでの段数調整が可能なのですよ!(純正のジェットニードルは段数調整は出来ません)
つまり、メインジェットの変更とパイロットジェットの変更位で
あとは、パイロットスクリューの戻し回転数しか制御方法が無かった純正キャブでも
更に細かい調整が可能な様に製品化致しましたです。

実はコレ、弊社で販売中のボアアップキット用に製作したもの。
ニードルは2種類で、純正ニードルと同じテーパー角の仕様と燃調を濃い方向へ降ったテーパー角
のモノを用意しました。
価格は2本セットで¥6,300(税込み)です。

これで社外マフラーでいまいちセッティングが出ない人や
ボアアップしたいけどセッティングが。。。などと言った方にも対応できます!
ちなみに弊社ボアアップキット組み込み時のセッティングデーターはありますので
(弊社マフラー装着時と純正マフラー装着時)
お問い合わせ下さい。

では。

2012年9月19日水曜日

ツーリングにも使えるラク~なセパハン

おはようございます。
関東甲信越地方は今日は大雨の予報です。
皆様ご無理はせずに、危険を感じたら安全な場所へ避難しましょう。

ちなみにうちのガレージは既に浸水してます(笑)

この低気圧が抜ければ気温も一気に下がると予報では言ってました。
秋のツーリングシーズンがようやく到来です!

山へ行くもヨシ。海へ行くもヨシですね。うまい物が沢山待ってます。
(あぁぁ。行きたい)


今日はツーリングにも使えるし、ルックスもバッチリなハンドルをご紹介します。








ちなみにこちらは垂れ角を15度にセッティングしたときの正面画像。




ゼファー750に装着してみました。

垂れ角は15度と25度が選択できます。(フロントフォークとの対角は0度・10度となります)
きついポジション設定にあえてしませんでした。

これならお腹が気になって最近糖類ゼロの発泡酒に変えたお父さんでも
安心してライドできます。(腹はつっかえません)
そしてツーリング先の峠に入れば一気にやる気モードへ突入も出来ます

ヘックスレンチ1本あれば出先で垂れ角変更も簡単に出来ます!
長距離移動の間は15度。峠に入る手前で25度に変更なんてのもいいですね。

ハンドルクランプはφ39とφ41・φ43の3種類を設定。

φ39:ゼファー400
φ41:ゼファーχ・ゼファー750
φ43:ゼファー1100

カラーはシルバーアルマイト ブラックアルマイトの2種類から選べます。

価格は全て29,400円(税込み)となっております。


Face Bookにオフィシャルページを立ち上げました!
https://www.facebook.com/POSHFaith
よろしければリンク先にて「いいね!」をポチっとな~して頂けると嬉しいです。

では!

2012年9月18日火曜日

2012 SR IOA WEST ミーティング in 山中湖

おはようございます。

そしてお久しぶりです。しばらくドタバタしておりまして、更新がだいぶ滞ってしまってました。
ごめんなさい。

去る9/16に開催されました
SR IOA WEST ミーティングin山中湖へ参加させて頂きました!

当日は朝6時にTOKYO POSHを出発するものの
既に中央道は大渋滞・・・・・。
こんなに朝早くから皆さんでかけるのね・・。流石3連休。恐るべしでございます。

あ。SRXにハンガーが当ってますねw
前も後も大渋滞。 
朝8時前なのに12キロってすごいです。
渋滞中に多くのバイクがスリヌケしていきました。天気いいですもんね~。
私もどっちか下ろしてそのまま走ろうかと思いましたが、そこは我慢です。

開場と共に多くのSRオーナーの皆さんが。
詳しい来場者数は後日発表があるかと思いますが、今年も多かったです。

 弊社は今回、2台のデモ車輌を持ち込ませていただきました~。
皆さんの評価も頂けて製作者の私もホっとしました。ここ数ヶ月の肩の荷がやっと降りましたw

SRは外装をメインに今回はモディファイしました。
詳しい説明は割愛します。
SRXは今回は細かい箇所のモディファイをメインとしました。

兎にも角にも今年の大きなイベントが1つ無事に終わりました。
車輌製作にご協力頂いた皆様、当日貴重なご意見を頂けたお客様、
ありがとうございました。

Face bookにオフィシャルページ立ち上げました。
よろしければ下記リンクにて「いいね!」をポチっとな~と宜しくおねがいします!
https://www.facebook.com/POSHFaith

2012年8月17日金曜日

ZEPHYR400カイ ZⅡタイプリヤフェンダーレスキット

残暑お見舞い申し上げます。
まだまだ暑いですね。今週いっぱいお休みの方もいらっしゃるかと思います。
弊社は昨日より営業再開です。

今回は発売以来ご好評を頂いておりますZⅡタイプテールランプ付きフェンダーレスキットが
マイナーチェンジして登場しましたのでアップしちゃいます。

以前のフェンダーレスキットの場合、装着した際にテールカウルから出ている2箇所のツメが
フェンダーレスキット本体にはめることが出来ず、
テールカウルの固定が前側の2箇所でしか固定できませんでした。

マイナーチェンジ後は、純正テールカウルの2箇所のツメを固定できるように本体を改良!
これでバッチリ固定が出来ます!

純正の工具箱も取り付け可能です。
本体はスチール製・ブラック電着塗装仕上げとなっております。

ちなみにZⅡテールカウルを同時併用するとこんな感じのイメージとなります。
(※テールカウル側に固定用のツメがあれば純正と同じようにテールカウルを固定できます)

ちなみに今回、ZⅡテールカウルもツメ付きバージョンが登場!
純正色仕様も設定ありますので詳しくはお問い合わせ下さい。

ちなみに対応車種はゼファーχのみとなります。(ゼファーは設定がありません。ごめんなさい)

では。

2012年8月9日木曜日

実走耐久テスト中~!

もう直ぐ夏休みですね!(学生さんは既に夏休み真っ盛りですね)

旅のプランなどは皆さん既に完璧ですか?
筆者はまだプランニングが確定してません(笑)

GPZの実走テストを兼ねてツーリングに出ようかな~と考え中です。

実走といえば、皆さん気になってる

W650改800ピストンキット。
以前にシャーシ上での動画をアップさせて頂いた時は沢山の方からのアクセス頂きました!
ありがとうございます。

で、その後どうなっているかと言いますと


タンクが替わってますが、実走出来る状態で耐久テストを行っております!

仕様は、純正マフラー・純正キャブ・純正エアクリーナーBOX
と、ピストン以外は全くの純正仕様。
音量も静かでパッと見は全くのフルノーマル。

M/J番数を変更し且つ、N/Jを弊社オリジナルニードルセットへ変更し、リセッティングを行っております。
この暑い街中の渋滞でもノッキングを発生する事なく順調に耐久テストをこなしております。
803ccの排気量と9.5:1の圧縮比の恩恵で、とても力強いパンチの効いた加速してくれます!

今は一般の方の試乗はお断りさせていただいておりますが(ごめんなさい)
キックを踏んだりするのは可能です!(圧縮が上がっているのが体感できますよ)
ご興味ある方は、東京POSHまでお問い合わせ下さい。

では。

2012年8月7日火曜日

最新版入荷しましたよ!

こんにちは。
暑いです。外で作業していると、がっつり日焼けしてしまいます。
熱中症注意です。
さて、もうすぐ世間は夏休みですね!(学生さんは既に夏休みですが)
休みの間、ツーリングや日ごろ出来ないメンテナンスやカスタムを行ったりと
皆さんやる事いっぱいだと思います。
弊社も夏休みの間、カスタムするであろうユーザー様から
尋常じゃない注文の嵐がww

そして、本日

なにやら大量に荷物が入ってきました。

じゃ~ん


POSH Faith 
Vol.15カタログが入荷しました~!
新製品も盛りだくさん。ブログ内で紹介していない新製品も掲載されておりますです。


希望小売価格は¥1,050(税込み)です。

2012年8月6日月曜日

ご無沙汰しております。

だいぶ更新が滞ってしまいました。
ごめんなさい。

いや~
梅雨明けてから暑いのなんの。
今日は久しぶりに雨で気温も落ち着きました。
今日は寝苦しくないといいんですが。。。

ところでついに発表になりましたね!
今度のNinjaはいかついです!かっこいいです!
発売時期と価格が気になりますね!
これは受注開始と同時に予約しないと手元に来るのはだいぶ先になっちゃいそう。

買うか悩んでます。。。。ってまだ出てないですけどwwww

2012年7月6日金曜日

コントラストカラー マッスルポジションブラケット

新商品のご紹介です。

MUSCLE POSION BRACKET
マッスルポジションブラケット

CONTRAST COLOR
コントラストカラー



ポケットなどのデザイン部分を加工せず一旦アルマイト処理
その後デザイン部を加工し再度アルマイトすることで上記の様なコントラスト(濃淡)の
あるカラーを実現致しました。
シルバー部もアルマイトしてありますので、加工のみの未処理品のようなサビ腐食はありません。
PARTS-NO,070052-31 (BLUE / SILVER)      
PARTS-NO,070052-32  (RED / SILVER)
PARTS-NO,070052-36 (BLACK / SILVER)
PARTS-NO,070052-39 (TITAN / SILVER)  
PARTS-NO,070052-46 (BLACK / GOLD)  各¥12,075(本体価格:¥11,500

対応車種
XJR400/1200/1300
CB400SF('94~),V-TECH/2/3,REVO
CB1300SF('03~)
ZRX1100/1200/DAEG

車体によってはブレーキホース・ケーブル類の交換が必要な場合があります。

※車種によってハンドル移動量は異なりますので、下記をご参考下さい。

XJR400/1200/1300
11mmバック・17mmアップ

CB400SF('94~),V-TECH/2/3,REVO
9mmバック・   7mmアップ

CB300SF('03~)
0mmバック・   7mmアップ

ZRX1200 
3mmバック・ 15mmアップ

装着イメージ

2012年7月4日水曜日

GPz900R ボアアップ作戦 その5

みなさんこんばんわ。


九州から東海にかけて大雨でしたね。みなさん大丈夫でしょうか?
関東は若干降った程度でした。
さて、GPZボアアップ作戦も終盤です。
シリンダーブロックをドッキングします。
組み付ける際、1・4を上死点で取り付けますと、中央の2・3番が後々やりにくくなりますので
2・3番を上死点にしておいて、先に中央の2つのピストンからシリンダーブロックへ収めていく方が
やりやすいと思います。


本来ですと、ピストンリングコンプレッサーなる特殊工具を使用してブロックへ収めますが
無くても作業可能ですし、筆者も何度もエンジンを組んでますがバイクでは一度も使ったことがありません。
4輪ともなると流石にピストンも大きくなりますし、リングの張力もでかい分ハンパ無いので使った方が作業は早いです。
ここでの注意点は、トップリングは割りとすんなりと収まるのですが、
セカンドリングは張力が結構あり、「サイズ間違ってんじゃないの?」て位、はまりません。
少しずつ慎重に小さいマイナスドライバーなどを駆使してブロックへ収めて下さい。
強引に行き過ぎると、リングがズレて乗り上げ、せっかくボーリングしたシリンダーをいためたり、
ピストンリングが折れたりします。
片手にブロックを持ちながらの作業ともなると、なかなか大変です。
しかも車載上ともなれば無理な体制を強いられます。
出来ることなら二人作業が望ましいですし、遥かに楽です。
暇な友達に缶コーヒー1本でお手伝いしてもらう方がいいかも判りませんね(笑)
慣れれば一人でなんの問題も無くこなせる作業です。


クランクケース側にノックピンが2箇所ありますので、必然的に座る位置は決まってきますが
筆者は、ブロックを手で押さえながら数回手でクランキングさせます。
確認の意味と、「おまじない」です(笑)ま、芯だしの意味も多少あります。


念のため、ピストンのバルブリセス(逃げ)へ粘土を置き、
この後シリンダーヘッドを規定トルクで締め上げ、カムシャフトをセットし、改めてクランキングします。
バルブクラッシュが無いかの確認です。


弊社ピストンキットは十分なリセスの確保が行われてますが、ボルトオンキットと言えど
こういった基本的な確認作業は入念に行います。
特に、社外製ハイカムシャフトや、ビックバルブなどを組み込んだ際には必ず行わなければならない作業です。
「ボルトオンキットなのにこんなことしなきゃPOSHのピストンはいかんのか?」と
思われる方もいらっしゃるかも判りません

確認せずに壊れてもアナタの責任。
確認して安心して乗るのもアナタ次第    と筆者は思います。
世の中、確認せずに安心無しなのです。


燃焼室容積も4気筒とも違うような、又、バルブシートへの着座位置も様々な場合、基準がそもそもありません。
純正のように十二分にリセスの逃げがなされており、圧縮比もさほど高くない場合は
問題にはなりませんが、
ハイコンプの場合、これが問題となる場合もあります。なので、確認作業を行います。




シリンダーヘッドを組み付け、貫通ボルトを規定トルクで締め付けます。
一気に規定値で締め付けずに均等に少しずつトルクをかけて行います。ゆがみを防止する為です。


カムシャフト・カムチェーンを取り付け、合いマークをあわせてます。
バルブクリアランスを規定値で取り、数度クランキングを行います。
まだプラグを取り付けてないのでこの段階ではクランキングも軽く廻るはずです。
この時点で軽く廻らない(ひっかかるなど)場合、組み付け不良の可能性が高いので
大至急原因追求をします。
地道ですがこういった確認作業の積み重ねがいいエンジンを作るコツだと筆者は思います。
そこに更に特別な技術が上乗せされることでより良いエンジンに完成します。


数度クランキングを行った後、もう一度ヘッドを分解し、粘土にバルブの接触痕および
リセスのクリアランス測定を行います。
これで一連のボアアップ作業は完了となります。
車載の場合はプラグを取り付け、冷却水・オイルその他付帯する組み付け作業を行い完了です。


最後にご注意。
いきなりエンジンをかけずに、プラグコードを抜いた状態でセルでクランキングさせましょう。
その際、冷却水のエア抜きもある程度この状態で行えますし
もう一度変なひっかかりや、異音が無いか確認してください。
エンジンを始動した直後は組み付けオイルが燃焼室内で燃える為、若干の間白煙があがる場合があります。
暖気を十分に行った段階でまだ白煙がひどい場合は、オイル上がり/下がりの可能性もあります。
その際はプラグを取り外して先端の状態を確認してください。
キャブのM/Jは上がる方向になります。
キャブの再セットアップをナラシ運転中に行ってください。

2012年7月3日火曜日

GPz900R ボアアップ作戦 その4

お久しぶりです。


ちょっと更新が滞ってしまいました。
が、作業は着々と進んでおります。


実は腰下も今回オーバーホールを同時に行いました。
という訳で、
フルオーバーホールを進行してました。


今回ボアアップ作業とは関係の無い部分となりますので割愛します。
またの機会にでも腰下のオーバーホールネタはアップしたいと思います。


ボーリングからシリンダーブロックも上がってきた事ですし
一気に作業を進めていきます!




リングの合口を測定します。
測定はサービスマニュアル記載の高さで測定します。
合口が狭い場合は、エンジンが温まって来たときに、熱膨張でリングが歪みシリンダーブロックを損傷します。
逆に広すぎると圧縮圧力が逃げてしまい、出力が低下してしまいます。
狭い場合は、オイルストンなどを使い、リングの合口を広げます。
出力の要となる寸法ですので、キッチリと合わせてください。




それではお待ちかねのピストンの組み付けを行います。


ピンボケな画像で申し訳ないです。
最初にピストンピンサークリップを片方にだけセットしておきます。
セットする前にピストンピンが通るのを確認してください。
片方は通るが片方は通らない という事もあります。
その場合は、通らない方へサークリップを予めセットしてしまいます。
サークリップは合口をピストン本体の合口と180°ずらすようにセットしてください。
画像ではまだ180°までずらせてません。


そして、サークリップをピストンに切ってある溝へ確実にセットしてください。
セットされていないと最悪サークリップが外れてシリンダーへ致命的なダメージを及ぼします。


サークリップがセットし終わったら、オイルリング・ピストンリングをピストンへセットします。
ここまで、エンジンにピストンを組み付ける前に事前に行っておくと、
作業がずっと楽になります。
コンロッドとピストンをつないでしまってから上記作業を行おうとすると、やりにくい姿勢を長時間取らないといけないですし
サークリップを飛ばして、あわやクランクケースの中へ・・・・なんてマイナートラブルを起こすリスクも増えます。
リスクは極力減らすように心がけて作業しましょう。


ピストンを4個ともコンロッドと接続します。
この際、画像では1・4番を上死点として撮影してますが、2・3番のピストンと組み付ける際はクランクシャフトをゆっくり廻し、
先に組み付けた1・4番ピストンがクランクケースと干渉しないように注意して
クランキングさせて2・3番の上死点をだしてピストンを組み付けてください。




ここまで来ればあとはシリンダーブロックを組み付けてヘッドを組み付け 

先が見えてきます。あと少しです!
ピストン組み付けで集中力を使ったので、ちょっと休憩します。
休憩しながら再度リングのセット向き、合口方向のずらしの確認、
サークリップの組み付け確認などを行いましょう。
納得いくまでしつこく確認します。ここでの組み付け不良は、即ブローとなりますので入念に確認します。




つづきはまた今度



2012年6月25日月曜日

東京POSHよりスタッフ募集のお知らせです

東京POSHでは現在アルバイトスタッフを募集しております。

主な業務内容は、
製品をお客様へ届ける為の出荷・荷物梱包です。

部品の組立、梱包、資材を集めマニュアルに従って作業を行います。
初心者、未経験者でも大歓迎です。
バイクのメカニズムなどが判らなくてもスタッフが親切丁寧にご指導致します。

勤務時間は9:00~18:00
週5日働ける方、大歓迎です。

バイク通勤可。

時給、勤務日数は面接時応相談。

担当:村上宛までお電話下さい。

電話:042-450-5370(月~金 AM9:00~PM18:00)

2012年6月23日土曜日

GPz900Rボアアップ計画 その3.7

みなさんこんばんわ。
お久しぶりです~。旅から帰ってまいりました。
さ!明日は晴れですよ!晴れ!
洗濯物日和ですよ!奥さん!
バイク日和ですよ!

筆者は作業を進めます♪

前回はバルブまでを取り外しまして磨きました。

バルブがカーボン付いてるなら~
当然、燃焼室もカーボンまるけ(名古屋弁で「だらけ」って意味です)
いらない情報ですがマルケジーニとはまったく関係ありません。
なのでココもカーボンを落としてきれいにします。



洗浄台でガシガシ洗います。外も中も。
洗浄台なんてあらすか~!(名古屋弁で「無い」って意味)
と言うプライベーターの方、
カーボンクリーナーとか、名称はさまざまですが、粉の洗剤が市販されております。
お湯に溶いて使用します。
使用後は雑排水として流せるエコな製品もありますので探してみてください。


燃焼室の鋳肌をキレイに取り払って、ついでにポートの段つき修正なんかも
行ってしまいました。
写真はまだ作業途中です。
段つき修正や燃焼室の加工には「リューター」と呼ばれる工具が必要となります。
電動の物も最近はホームセンターなどで売られていますが
やはりエアの方が力があるので作業性はいいです。


前回磨いたバルブを仮組しておいて、シートリングに間違ってもリューターの刃を当てないように
作業します。
シートリングにキズを万が一入れてしまうと、シートカット修正もしくは最悪はシートリングの入れ替え作業が
必要となりますのでここは注意しながら作業を慎重に行います。


加工が一通り終わったら今度はバルブのすり合わせを行います。
本来でしたらアタリ面の修正程度なら
タコ棒での手作業で十分です。
筆者は横着にも今回はエアラッパーと言うツールを使っておりますw
ただ、手作業と違い、アタリが付いたときのコンパウンドの擦れる音などのジャッジが難しいので
調子に乗りすぎるとアタリをつけすぎてしまう諸刃の剣です。


バルブのシートリングへあたる箇所へ「バルブコンパウンド」と呼ばれるものを塗り(写真はちょっとつけすぎてます。もっと薄く塗布して作業してください)
バルブガイドにCRCなどの潤滑材をあらかじめスプレーしておきます。
間違ってもバルブコンパウンドをバルブガイドや他の箇所へ塗ってはダメですよ。

手作業で行う場合、最初は「ジャリジャリ」と砂がかんでるような感触ですが
その後「シャリシャリ」と音も手ごたえも軽くなってきます。
手ごたえも音も軽くなってきたところでバルブを取り外し。コンパウンドをバルブ・シートリング共にキレイに除去します。
目で見て判るくらいにアタリをつけた所の表面が「半つや」な感じに仕上がります。
この仕上がり幅がサービスマニュアルの規定値内にかつ、アタリ面にスジなどが残らないようにすりあわせを行います。
シートリングのアタリ幅が規定値より広ければ、シートカット修正を行う必要があります。
(狭い場合は、再度すりあわせ作業を行い規定値内に入れます)


一連の作業が終わったらバルブをヘッドに組み立て、トッカーアーむ、ロッカーアームシャフトを組み立てます。

組み立て時の注意点は、バルブスプリングシートと呼ばれる薄いワッシャーがスプリングとシリンダーヘッドの間に
スプリング毎ありますので、組み付け忘れの無いようにしてください。
バルブスプリングはピッチの細かい方が燃焼室側になります。
これも組み付け時に間違わないように組みつけてください。


リテーナーをセット後、バルブスプリングコンプレッサーでバルブスプリングを縮めて
バルブコッターを取り付けます。
このとき、コッターをよく落としてしまうなどの場合は、ピンセットで作業するのは勿論の事、
ほんの少しだけモリブデングリースなどをコッターへ塗ると接着剤代わりに使えます。
すべてのバルブはすべて取り外した場所へ(すりあわせを行った場所へ)組み付けます。

これでヘッドが完成しました。

そうこうしているうちにシリンダーがボーリングから帰ってきました。 次は組み付けです。

それと最後に、サービスマニュアルをキチンと熟読してからの作業をオススメ致します。
このブログでは細かい作業箇所までを書いておりません。
(書くのを忘れているとも言う(笑))


ブログのとおりにやったのに、書いてないから指示の無いボルトを緩めないで壊れた~!
などのクレームは受け付けません。
付帯作業、取り外して順などはサービスマニュアルに準じて下さい。
しつこいようですが、本ブログは作業抜粋編とお考え下さい。 

2012年6月17日日曜日

GP900R ボアアップ作戦 その3.5

みなさんこんばんわ~!


関東は午後から天気も回復して梅雨空とは打って変りましたね!
午後からバイクに乗って出かけた方も多かったんじゃないでしょうか?


さて、前回でボアアップ作業に必要な分解作業は終了しましたが
どうせここまで空けたなら、ココもやっといて損は無い部分をご紹介します。


シリンダーヘッドのオーバーホールです。
オーバーホールと言うと何か大変な事をしているとか
チューニングの領域に入ってる(=自分では手を出してはいけない領域)と
考える方が多いようですが、


オーバーホールとは単純に 「分解・清掃」と言う意味なのです。
分解して清掃している間に不良箇所を発見したら交換もしくは修理する。が
オーバーホールです。


上の画像のような特殊工具を一部使いますが作業自体はシンプルに「分解・清掃」です。


GPz900Rの場合、一つのカム山で2つのバルブを動作させています。
カムとバルブの間に「ロッカーアーム」と言う部品があります。それを支持しているロッカーアームシャフトの分解から
始まります。
ロッカーアームシャフトはただ挿入されているだけなので、適当なM8のボルトを使い写真のように
シャフトにねじこんで引っ張り出します。


ロッカーアムシャフトとロッカーアームを取り外したら
バルブスプリングコンプレッサーと呼ばれる特殊工具を使用してバルブをシリンダーヘッドから取り外します。
ちょっと見づらい画像ですが、バルブはコッターと呼ばれる部品でリテーナーおよびバルブスプリングを止めてます。
コッターは小さい部品なのでなくさないように保管してください。


取り外したバルブとバルブスプリング
結構カーボンがビッシリと付いてます。
もともとあった場所に組み立て時に戻せるように、保管しておきましょう。


合計16個のバルブを取り外します。
保管方法は管理しやすい方法を工夫してください。
筆者は適当な木材にバルブがはまるようにドリルで穴を開けた板で保管してます。


カーボンがこびりついたバルブをボール盤でくわえて


ペーパーやスコッチブライト(これは商品名ですね。研磨スポンジと言うべきかも)
カーボンを落とします。


これを16個行います。


16個も・・・・・。


でもここで手を抜かないようにしっかり落としましょう。
ボーリングから出来上がってくるまではまだ時間はありますから♪


それと最後に、サービスマニュアルをキチンと熟読してからの作業をオススメ致します。
このブログでは細かい作業箇所までを書いておりません。
(書くのを忘れているとも言う(笑))


ブログのとおりにやったのに、書いてないから指示の無いボルトを緩めないで壊れた~!
などのクレームは受け付けません。
付帯作業、取り外して順などはサービスマニュアルに準じて下さい。
しつこいようですが、本ブログは作業抜粋編とお考え下さい。