2014年10月3日金曜日

雨の走行のあとには 2

おはようございます。

前回は外装をキレイに洗車いたしました!

http://posh-faith.blogspot.jp/2014/09/blog-post_20.html

↑前回の記事


今回は、洗車をしたら、

そう!

チェーンのメンテナンスです!

ドライブチェーンは、サビたり、伸びたりと常にメンテナンスを必要とする箇所です。
これが走行中にはずれたり、切れたりしたら大変です。
普段のメンテナンスが出先での思わぬトラブルを未然に防ぎます!
また、燃費なんかにも大きく影響してきますので、マメなメンテナンスを皆さんも心がけるように
お願い致します。

(※:ドライブチェーンは走行に大きく関わるパーツです。知識がない方、不安な方、また、適正な工具のない方は、信頼の置けるショップにてメンテナンスを行ってください。)


まずは、メンテナンススタンドなどを用いて後輪がフリーになるようにしましょう。
ZZR1400の場合、センタースタンドが標準で装備されています。(ZX-14R:06~11北米仕様などは
センタースタンドが装備されてませんので、メンテナンススタンドを使用してください)
そのほかの車輌でもセンタースタンドが装備されている車輌であれば、メンテナンススタンドは使用しなくてもOKです。

しかし、チェーンきったないな~w


はい。チェーンの掃除に使うものです。
このほかに、手が汚れてもいいように使い捨てのニトリル手袋なんかもあると便利です。
チェーン廻りの整備は結構派手に手が汚れます。
あとは、汚れが飛び散っても悲しくならないような服装ですね!

真鍮ブラシは、チェーンのサビなどを落とすときに使います。

市販のチェーンクリーナーをチェーン全体に満遍なく吹き付けたあと、ナイロンブラシで
大まかな汚れを落とします。
このとき、パーツクリーナーの使用は避けてください。
Oリングチェーンの場合、パーツクリーナーがOリングを痛め、チェーンの寿命を縮めてしまいます。

チェーン全体をブラッシングして汚れが落ちた後、ウエス(雑巾)でチェーンを拭きあげます。
汚れ落としの見落としが無いか、もう一度良く見ながら磨き上げてください。
また、サビを発見したら真鍮ブラシでブラッシングして、サビを落とします。
清掃中に、Oリングがはみ出してしまっていたり、チェーンのコマがまっすぐにならず、ガタガタのままの場合、そのチェーンはもう寿命が来ている証拠です。
早急にチェーンを交換しましょう。

本来はここまでやらなくても良いですが、この際ですので、フロントスプロケットカバーも
今回は外して清掃したいと思います。
ZZR1400の場合は、ロアカウルを取り外す必要がありますので、ロアカウルを取り外します。
スプロケットカバーを固定している8ミリのボルトを緩め、スプロケットカバーを取り外します。
画像の部分が一番奥にいる固定ボルトです。
ゆっくり慎重に作業すればなんの問題もなく取り外せます。

取り外すとこんな感じになります。
リヤが汚ければ、当然フロントも汚いわけです。

フロントスプロケットのガードも汚れてますし、フレームの部分も汚れてますね。
ここもクリーナーを用いてきれいにしましょう。

普段見えないところもキレイにすると気持ちが良いモンです。
また、オイルシール部などへの汚れもキレイにしておくと、オイルシール自体の寿命も延命できますよ。
これで清掃が終わりましたが、まだここでスプロケットカバーは取り付けません。


チェーンルブを注します。
様々なメーカーさんからチェーンルブは発売されていますので、自分の好みのメーカーを使ってくださいね。
よく見て欲しいのは、注す部分。
Oリングチェーンもその他の場合も、稼動部はここなんです。
ここにルブを注さないと意味もあまりありません。

さあ、躊躇する事無く、コテコテにふきつけちゃってください。
充分に注油がされていない方が問題です。
後輪を片手で廻しながらルブを満遍なくチェーンへふきつけます。
ホイールや、スイングアームへ多少飛び散りますが、この段階ではあまり気にしません。
あとで拭けばいいんですから。

ここまでおわったら、10~15分ほど放置してください。
チェーンルブがチェーンへ浸透するまでちょっと時間を置いたほうが良いですよ。

(※注意:後輪を手で廻すのが面倒だからといって、間違ってもエンジンを始動してギアを入れた状態での作業は行わないでください。思わぬケガをします。)

10~15分放置後、ホイールなどへ飛び散ったチェーンルブをふき取ってください。
先にも述べましたが、チェーンルブが残っていると、余計なゴミを呼び込みます。
また、ウエスを用いて、チェーン本体の余計なルブもこのときに吹きあげます。
ウエスを手で持ち、チェーンを握るようにして、後輪を進行方向とは逆方向に(バックする回転方向へ)廻すと楽にふきとれます。
せっかくのゴールドチェーンですから、真っ白にしちゃもったいないでしょ?

よく見かけるのが、サイドプレートまで真っ白にチェーンルブを塗りっぱなしで乗ってる方。
防錆が狙いなのはわかるんですが、汚れるのも早いですし、
なにより、マメにメンテナンスが必要な場所ですので、注油後はキチンと余計な油分はふき取りましょう!

ではでは~